高森(読み)タカモリ

デジタル大辞泉 「高森」の意味・読み・例文・類語

たかもり【高森】

熊本県阿蘇郡阿蘇山南郷谷にある地名

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改訂新版 世界大百科事典 「高森」の意味・わかりやすい解説

高森[町] (たかもり)

長野県南部,下伊那郡の町。人口1万3216(2010)。伊那盆地南部に位置する。東端を南流する天竜川の西岸には河岸段丘が発達し,梨,リンゴなどの果樹栽培や米作に利用されている。中心集落の上市田近世伊那往還宿駅で,幕末の奥州白河藩の飛領地時代には市田陣屋が置かれた。天台宗の瑠璃寺や臨済宗安養寺などの古刹(こさつ)があり,江戸中期の本棟造の典型として重要文化財に指定された竹の内家住宅もある。また弥生中期の北原遺跡,後期の月夜平遺跡など遺跡も多い。JR飯田線,国道153号線が通り,天竜川舟下りの基点市田港もある。
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高森[町] (たかもり)

熊本県東部,阿蘇郡の町。人口6716(2010)。北東は大分県,南東は宮崎県に接する。北西部には阿蘇五岳,南西部に阿蘇外輪山,東部には九州山地に属する山々があり,山林原野が広い。西端部には南郷谷の平たん地が開け,中心集落で南阿蘇鉄道の終点である高森がある。中世阿蘇氏の一族高森氏の居城があったところで,江戸時代は肥後と日向を結ぶ街道(現,国道325号線)の要衝として栄えた。和牛生産,タバコ・高冷地野菜の栽培が行われる。南阿蘇観光の基地であり,南阿蘇国民休暇村がある。南郷谷の区域は阿蘇くじゅう国立公園に含まれる。南阿蘇鉄道線が通じる。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「高森」の意味・わかりやすい解説

高森
たかもり

山口県東部、岩国市周東(しゅうとう)町地域の中心地区。旧高森町。玖珂盆地西部の商業、交通の中心で、国道2号が通じ、岩徳(がんとく)線周防(すおう)高森駅、岩国市周東総合支所が置かれる。中世は椙杜庄(すぎのもりしょう)といい、近世には山陽道の宿駅として栄えた。高森天神祭が有名。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高森」の意味・わかりやすい解説

高森
たかもり

山口県東部,岩国市南部の旧町域。中国山地南西の内陸部にある。 1924年町制施行。 1955年近隣3村と合体して周東町となり,2006年1市6町1村と合体して岩国市となった。江戸時代は本陣のある宿場町として栄えた。特産のブロイラー加工場がある。島田川上流域の商業の中心地。

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