普及版 字通 「髑(漢字)」の読み・字形・画数・意味
髑
23画
[字訓] されこうべ・どくろ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は蜀(しよく)。蜀に(とく)・獨(独)(どく)の声がある。〔説文〕四下に「髑髏(どくろ)、頂なり」とあり、〔玉〕に「頭なり」とする。境界の要所に髑髏棚を設けて、これを呪禁とすることは、東南アジアの沿海・諸島にひろく行われていた古俗であるが、古代漢字の形象のうちにも祭梟(さいきよう)(首祭)の俗を示すものが多く、縣(県)・放・、(きよう)声の諸字、邊(辺)など、みなその俗に関する字である。
[訓義]
1. されこうべ、どくろ、頭の骨。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕髑髏 ヒトカシラ・カシラノホネ・トクロ
[語系]
髑dok、頭doは声近く、枯頭を髑という。dakは〔説文〕九上に「顱(ろ)なり」とあって頭の字。髑髏dok-lo、顱dak-laはみな頭顱、首sjiuは頭首をいう。
[熟語]
髑髏▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報