沿海(読み)えんかい

精選版 日本国語大辞典 「沿海」の意味・読み・例文・類語

えん‐かい【沿海】

〘名〙
① 海に沿うこと。また、海に沿った陸地部分
※捕影問答(1807‐08)後篇「他の沿海の地、急卒の狼狽、推し知るべし」 〔国語呉語
② 陸地に沿った海の部分。「船舶安全法施行規則」では、日本本土および特定の島の海岸から二〇海里以内の区域を「沿海区域」と規定している。
一年有半(1901)〈中江兆民〉二「我邦土沿海数千里、尤も魚介に富む」

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デジタル大辞泉 「沿海」の意味・読み・例文・類語

えん‐かい【沿海】

海に沿った陸地。うみぞい
海の、陸地に沿った辺り。
[類語](1海岸海辺沿岸海沿い浜辺海浜砂浜海洋海辺かいへん臨海湾岸州浜波打ち際・海水浴場・リアス海岸シーサイドビーチ磯辺荒磯/(2大洋大海海原領海公海大海原青海原内海うちうみ内海ないかい外海そとうみ外海がいかいわたつみ外洋沿岸近海遠海遠洋絶海四海七つの海

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普及版 字通 「沿海」の読み・字形・画数・意味

【沿海】えんかい

海沿い。その土地。〔国語、呉語〕ひ淮を泝(さかのぼ)り、以ての路をたしむ。

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