騎射・馬射(読み)うまゆみ

精選版 日本国語大辞典 「騎射・馬射」の意味・読み・例文・類語

うま‐ゆみ【騎射・馬射】

〘名〙 馬に乗ったままで弓を射ること。端午節会(せちえ)に行なう騎射(きしゃ)の儀をはじめ、流鏑馬(やぶさめ)笠懸犬追物などのすべてについていう。まゆみ。きしゃ。⇔歩射(かちゆみ)
書紀(720)皇極元年五月(図書寮本訓)「河内国依網(よさむ)屯倉(みやけ)の前に翹岐等を召(よ)んで射(ウマユミ)を観せ令む」
読本椿説弓張月(1807‐11)続「木の皮を手綱として、騎射(ウマユミ)遠射(とおがけ)を習はし」

ま‐ゆみ【騎射・馬射】

※宇津保(970‐999頃)内侍督「節する時のまゆみ、競馬も、更に見所なしかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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