駒塚古墳(読み)こまづかこふん

日本歴史地名大系 「駒塚古墳」の解説

駒塚古墳
こまづかこふん

[現在地名]斑鳩町大字東福寺

創建当初の中宮ちゆうぐう寺があった幸前こうぜん集落の南はずれ、平坦な水田地帯に築かれた前方後円墳

古墳の北は国道二五号に接し、墳丘のすぐ西側にも家屋が建込み、古墳の景観はすこぶる悪い。ほぼ南面する墳丘の破壊はひどく、ことに前方部は旧状を失っている。現在の全長四九メートル、後円部径三一・五メートル、高さ五・五メートルと計測され、前方部の幅は一八メートル以上、高さ二・五メートルと推定されている。後円部に比して前方部は低平で、幅も狭いのが目につく。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報