養老神社(読み)ようろうじんじや

日本歴史地名大系 「養老神社」の解説

養老神社
ようろうじんじや

[現在地名]養老町養老公園

養老寺の西、養老山地東側中腹に鎮座祭神は養老明神・元正天皇・聖武天皇・菅原道真。旧郷社。創建年代は不詳。美濃国神名帳に多藝たぎ郡一六社の一として従四位上養老明神とみえる。古くは養老天神・菊水天神とも称され、永正元年(一五〇四)菅原道真を合祀してからは菊水天満宮ともよばれたという。同年正月銘の天神社社殿造立の棟札が伝存している。明治六年(一八七三)現社名に改め、同四二年、元正天皇行幸地に比定されていた多芸行宮たぎあんぐう神社を合祀した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報