頭山 秀三(読み)トウヤマ ヒデゾウ

20世紀日本人名事典 「頭山 秀三」の解説

頭山 秀三
トウヤマ ヒデゾウ

昭和期の国家主義者 天行会会長;日本主義青年会議結成者;大政翼賛会参与。



生年
明治40(1907)年

没年
昭和27(1952)年7月21日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京農業大学卒

経歴
昭和6年東亜民族の提携・武道精神の鼓吹を目的に天行会を創設、会長となる。翌年の5・15事件に際しては、海軍中尉の古賀清志中村義雄から計画を打ち明けられ、拳銃等を調達して後援。また児玉誉士夫、岡田利年らとの独立青年社による重臣暗殺計画が判明して検挙され、禁固3年の刑を受けた。15年には大森曹玄らと日本主義青年会議を結成、のち大政翼賛会参与となる。戦後は27年から街頭で愛国有志の演説会の展開を始めたが、1カ月ほどで交通事故で死去した。三島由紀夫の小説「奔馬」の主人公のモデルといわれる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「頭山 秀三」の解説

頭山 秀三 (とうやま ひでぞう)

生年月日:1907年2月24日
昭和時代の国家主義者。天行会会長;日本主義青年会議結成者
1952年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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