奔馬(読み)ホンバ

デジタル大辞泉 「奔馬」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ば【奔馬】

勢いよく走る馬。また、勢いの激しいことのたとえ。「奔馬の勢い」
[補説]書名別項。→奔馬
[類語]牡馬ぼば牝馬ひんば子馬小馬若駒名馬麒麟駿馬優駿駄馬駑馬どば白馬青馬軍馬競走馬馬車馬輓馬ばんば引き馬裸馬放れ馬暴れ馬荒馬種馬当て馬驢馬ろば騾馬らば

ほんば【奔馬】[書名]

三島由紀夫長編小説豊饒の海」の第2巻。昭和44年(1969)刊行血盟団事件に着想を得て、右翼思想に傾倒する青年の姿を描いた。主人公物語最後割腹自殺する。

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精選版 日本国語大辞典 「奔馬」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ば【奔馬】

〘名〙 勢いよく走る馬。荒れ狂っている馬。勢いのはげしいことのたとえに用いる。
※西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉後「必しも肩轎奔馬を要せず」 〔説苑政理

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普及版 字通 「奔馬」の読み・字形・画数・意味

【奔馬】ほんば

逸走する馬。〔説苑、政理〕子貢、民を治むることを孔子に問ふ。孔子曰く、懍懍(りんりん)焉(おそれ謹むさま)として、腐索(ふさく)(腐ったたづな)を以て、馬をするが如しと。

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