霊丘神社(読み)れいきゆうじんじや

日本歴史地名大系 「霊丘神社」の解説

霊丘神社
れいきゆうじんじや

[現在地名]島原市弁天町

霊丘公園に鎮座。古くは東照宮、または霊岡たまおか神社とも称した。祭神徳川家康・宗像大神・稲荷明神および島原藩主松平家の七柱。旧県社。寛永一四年(一六三七)の島原の乱後、島原藩主高力隆長がたけ島に祀ってあった東照宮を現在地に移建したとされ、領民の人心の安定をはかったものという。寛文九年(一六六九)高力氏に替わって丹波福知山ふくちやま(現京都府福知山市)から入封した松平忠房も当社を厚く崇敬、社領一〇〇石を寄進、以後の歴代藩主も同様で、社殿の改修などが行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android