普及版 字通 「雹(漢字)」の読み・字形・画数・意味
雹
13画
[字訓] ひょう・ひさめ・あられ
[説文解字]
[甲骨文]
[字形] 形声
声符は(包)(ほう)。はまるい形のものの意がある。〔説文〕十一下に「雨冰なり」とし、古文として雨下に小円三を加えた字形をあげる。卜文に申(電光)の両旁に小点を加える字があり、電光とともに飛散する雹を示す。卜辞に「貞(と)ふ。今(こ)の二にんで、雹ふらんか」「各(きた)れる雲りて北よりす。雹ふる」とみえる。雹がふるとき霹靂(へきれき)音を伴うことがあるので、字は電光に従うのであろう。
[訓義]
1. ひょう。
2. ひさめ、あられ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕雹 阿良禮(あられ) 〔名義抄〕雹 アラレ 〔立〕雹 アフシ(ラレ)・シグレ
[熟語]
雹散▶・雹霰▶
[下接語]
雨雹・夏雹・降雹・霰雹・秋雹・春雹・飛雹・夜雹・雷雹
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報