精選版 日本国語大辞典 「霹靂」の意味・読み・例文・類語
へき‐れき【霹靂】
〘名〙
① かみなり。いかずち。雷鳴。なるかみ。
※続日本紀‐天平二年(730)閏六月庚子「縁二去月霹靂一、勅二新田部親王一、率二神祇官一卜レ之」
※小右記‐長和元年(1012)六月二八日「一昨同宿、而今日霹二靂彼家一」
③ (形動タリ)(━する) 大きな音の響きわたること。また、そのさま。
※太平記(14C後)三九「鉄炮〈略〉霹靂(ヘキレキ)すること閃電光の如くなるを、一度に二三千抛出したるに」 〔南史‐曹景宗伝〕
[補注]「霹靂」を古くは「かみとけ」「かみとき」「かんとけ」「かんとき」などと訓じた。
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