雲居隠(読み)くもいがくる

精選版 日本国語大辞典 「雲居隠」の意味・読み・例文・類語

くもい‐がく・る くもゐ‥【雲居隠】

[1] 〘自ラ四〙 (「くもいかくる」とも) =くもがくる(雲隠)(一)①
万葉(8C後)一五・三六二七「吾妹子(わぎもこ)淡路の島は 夕されば 久毛為可久利(クモヰカクリ)ぬ」
[2] 〘自ラ下二〙 =くもがくる(雲隠)(二)①
拾遺(1005‐07頃か)雑恋・一二四四「春日山雲居隠れて遠けれど家は思はず君をこそ思へ〈柿本人麻呂〉」

くもい‐がくれ くもゐ‥【雲居隠】

〘名〙 =くもがくれ(雲隠)(一)①
※類従本元永元年十月二日内大臣忠通歌合(1118)「口惜しや雲ゐかくれにすむたつも思ふ人には見えけるものを〈源俊頼〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報