吾妹子(読み)わぎもこ

精選版 日本国語大辞典 「吾妹子」の意味・読み・例文・類語

わぎも‐こ【吾妹子】

〘名〙 (「こ」は親愛の意を表わす) =わぎも(吾妹)
書紀(720)仁徳四〇年二月・歌謡「梯立の 嶮(さが)しき山も 和芸毛古(ワギモコ)と 二人越ゆれば 安席(やすむしろ)かも」

わぎめ‐こ【吾妹子】

〘名〙 「わぎもこ(吾妹子)」にあたる上代東国方言。
万葉(8C後)二〇・四三四五「和伎米故(ワギメコ)ふたりわが見し打ち寄(え)する駿河嶺らは恋(くふ)しくめあるか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「吾妹子」の意味・読み・例文・類語

わぎも‐こ【×妹子】

《「わきもこ」とも》「わぎも」に同じ。
梯立はしたてさがしき山も―と二人越ゆれば安席やすむしろかも」〈仁徳紀・歌謡〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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