出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
中国、宋(そう)代の詩人。字(あざな)は履常(りじょう)、また無己(むき)。号は後山居士(こうざんこじ)。彭城(ほうじょう)(江蘇(こうそ)省)の人。若いときから貧窮のなかで学び、詩によって曽鞏(そうきょう)、蘇軾(そしょく)らの知遇を得、その推薦で官途についたが、不遇で秘書省正字の官に終わった。蘇軾の門人では黄庭堅(こうていけん)とあわせて「黄陳」と並称される。2人は江西詩派の宗とされ、ともに杜甫(とほ)を崇拝し、これを祖述しようとして宋詩に転機を生んだ。彼は「此(こ)の生の精力は詩に尽く」と、不遇のなかで作詩に全エネルギーを注ぎ、黄庭堅の詩に「門を閉じて句を覓(もと)む陳無己」と歌われているように、苦吟型の詩人であった。著に『後山詩話』と『後山集』20巻がある。
[横山伊勢雄]
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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