彭城(読み)さかき

精選版 日本国語大辞典 「彭城」の意味・読み・例文・類語

さかき【彭城】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の彭城の言及

【項羽】より

…激怒して決戦を構える項羽に,劉邦がわびるかたちで開かれた会見が史上有名な鴻門(こうもん)の会である。主導権をとった項羽は,咸陽を焼きはらい,秦王子嬰を殺して秦を滅ぼすと(前206),劉邦ら18人を王に封建し,みずからは梁・楚の9郡を領有して西楚の覇王と称し,彭城(ほうじよう)(江蘇省徐州市)に都した。この封建には不満が多かったが,その最たるものは,懐王の約束に違反して漢王に封ぜられた劉邦であった。…

【徐州】より

…現在の徐州はこの中のほぼ中間にあたり,周囲は低平な丘陵が並び,黄河支流の汴水(べんすい)(狼湯渠)と淮河支流の泗水(しすい)が交差するところにあり,北すれば山東へ,西は河南,南は江南へと,中原と江南を結ぶ要衝の地であった。伝説では,尭が長寿で有名な彭祖をここに封じ彭城(大彭)と称した。殷文化の強い影響を受けた地域で,春秋時代には殷の流れをくむ宋の支邑であったが,のち南方の楚に占有されたりした。…

※「彭城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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