荒井(読み)あらい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「荒井」の意味・わかりやすい解説

荒井
あらい

兵庫県南部、高砂市(たかさごし)の一地区。旧荒井村。加古川三角州上に位置し、近世中期には製塩業で知られた農村であった。河川改修と、昭和初年の野田醤油(しょうゆ)(現、キッコーマン)の工場、第二次世界大戦中の陸軍工廠(こうしょう)の設置に始まり、大戦後の海浜埋立てによる工場進出で、宅地化とともに市街地となった。最近では、新浜に高砂工業公園(産業団地)が造成されている。山陽電鉄本線荒井駅がある。

大槻 守]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の荒井の言及

【高砂[市]】より

…東は加古川市,西は姫路市に接する。1954年高砂町,荒井村,曾根町,伊保村が合体,市制。人口9万7632(1995)。…

※「荒井」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android