日本大百科全書(ニッポニカ) 「長沼(湖)」の意味・わかりやすい解説 長沼(湖)ながぬま 宮城県登米市(とめし)迫町(はさまちょう)にある湖。面積約4平方キロメートル。築館(つきだて)台地の分岐丘陵に挟まれ、迫川の自然堤防によって排水が妨げられてできたもの。農業用水源として重要で、釣りやジュンサイ採集が行われ、冬季にはハクチョウが飛来する。沿岸の兵粮山(ひょうろうやま)は1591年(天正19)大崎葛西一揆(かさいいっき)に際し、伊達(だて)氏の軍勢が兵糧(ひょうろう)を運んだ所と伝えられる。[長谷川典夫][参照項目] | 登米(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例