普及版 字通 「鋏(漢字)」の読み・字形・画数・意味
鋏
15画
[字訓] かなばし・はさみ・かたな
[説文解字]
[字形] 形声
声符は夾(きょう)。〔説文〕十四上に「以て冶を鑄鎔に持すべきなり」とあり、鋳造のときに用いるかなばさみをいう。長鋏は佩剣。一般にはさみの意に用いる。
[訓義]
1. かなばし。
2. はさみ。
3. かたな、つるぎ、刀身、つか。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕鋏 止乃太加美(とのたかみ) 〔立〕 ハサミ/鋏 イスリ
[語系]
鋏・頰・kyapは同声。左右相対するものをいう。〔説文〕に鋏について「讀みて漁人魚のの(ごと)くす」とあり、また「一に曰く、挾持のし」という。挾(挟)hyapも声が近い。
[熟語]
鋏▶・鋏刀▶
[下接語]
撃鋏・剣鋏・短鋏・弾鋏・長鋏・矛鋏
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報