酒井右京(読み)さかい・うきょう

朝日日本歴史人物事典 「酒井右京」の解説

酒井右京

没年:慶応3.9.11(1867.10.8)
生年:文化4(1807)
幕末の出羽庄内藩(山形県)の重臣大山庄大夫らと共に公武合体論主張。第2次長州征討での幕府軍の敗北ののち,自己勢力の低下を恐れた松平権十郎,菅実秀らの佐幕派によって捕縛され,切腹を命じられた。この事件は大山騒動と呼ばれ,長く真相は秘されていた。

(井上勲)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android