赤台遺跡・馬室埴輪窯跡群(読み)あかだいいせき・まむろはにわようせきぐん

日本歴史地名大系 の解説

赤台遺跡・馬室埴輪窯跡群
あかだいいせき・まむろはにわようせきぐん

[現在地名]鴻巣市原馬室 赤台

荒川の沖積地を望む舌状台地上とその西側斜面部に位置する。赤台遺跡のある台地の標高は約二九メートル、埴輪窯跡群の分布する斜面部は約一八メートル。

赤台遺跡は昭和五四年(一九七九)から同六二年にかけて発掘調査された。旧石器時代から中世にわたる複合遺跡で、主体は弥生時代末から古墳時代後期集落跡である。弥生時代末から古墳時代前期の五領式土器をもつ竪穴住居跡二五、方形周溝墓二、中期和泉式土器が出土した竪穴住居跡八、後期の鬼高式土器をもつ竪穴住居跡四が発掘されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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