日本大百科全書(ニッポニカ) 「谷山(鹿児島市)」の意味・わかりやすい解説 谷山(鹿児島市)たにやま 鹿児島市中部にある一地区。旧谷山市。都市化による人口急増地域で、鹿児島湾岸側は臨海工業地帯。JR指宿枕崎(いぶすきまくらざき)線と国道225号が通じる。古代の谷山郷、中世『薩摩(さつま)国図田帳』には谿山郡(たにやまぐん)とある。近世は島津氏直轄領の一つで麓(ふもと)(外城(とじょう))が置かれた。1958年(昭和33)市制施行したが、1967年鹿児島市と合併した。住宅地開発によりベッドタウン化が進展している。渓流や紅葉の美しい慈眼寺(じげんじ)公園や自然の地形を生かした市立平川動物公園がある。[平岡昭利]『『谷山市誌』(1967・谷山市)』[参照項目] | 鹿児島(市) | 鹿児島湾 | 島津氏 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例