謂(漢字)

普及版 字通 「謂(漢字)」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 16画

[字音] イ(ヰ)
[字訓] なづける・いう・おもう

[説文解字]
[金文]
[その他]

[字形] 形声
声符は胃(い)。〔説文〕三上に「報ずるなり」とするが、もとは「名づける」意であったと思われる。東周の〔吉日剣〕に「余(われ)之れに名づけて~と胃(謂)ふ」とあって、胃を用いる。曰・云と声近く、通用の字である。

[訓義]
1. 名づける、むね、いわれ。
2. いう、つげる、となえる、思うところをいう。
3. おもう、心のうちにおもう。以・為と通ずる。
4. 謂何は如何。

[古辞書の訓]
名義抄〕謂 イフ・イハク・ノタマハク・カタラフ・モノガタリ・オモフ・タメ・ノブ・ツトメ/謂 イハユル/無謂 イハレ

[語系]
謂hiut、曰hiuat、云hiunは声義が近い。以ji、爲(為)hiuiも声義の近い語である。

[熟語]
謂何

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android