読付・詠付(読み)よみつける

精選版 日本国語大辞典 「読付・詠付」の意味・読み・例文・類語

よみ‐つ・ける【読付・詠付】

〘他カ下一〙 よみつ・く 〘他カ下二〙
① 常に読んでこれになじむ。読みなれる。よみつく。
※近来風体(1387)「景物は常によみつけたらむ名所よかるべし」
習慣としてそう読む。
史記抄(1477)一四「輸(ゆ)とよみつけたぞ。輸(ゆ)直音なり、輸(しゅ)拗音なり」

よみ‐つ・く【読付・詠付】

[1] 〘他カ四〙 =よみつける(読付)
源氏(1001‐14頃)玉鬘「よろづの草子、うた枕、よくあない知り、見つくして、そのうち言葉を取り出づるに、よみつきたる筋こそ、つよう変らざるべけれ」
[2] 〘他カ下二〙 ⇒よみつける(読付)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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