詰歌・迫歌(読み)つめうた

精選版 日本国語大辞典 「詰歌・迫歌」の意味・読み・例文・類語

つめ‐うた【詰歌・迫歌】

〘名〙 天明一七八一‐八九)頃江戸で流行した狂歌一種故意名詞助詞などを省略・要約したもの。万葉調に擬する歌人が多く出たのに対して、同じく万葉集語調に似たものでありながら舌足らずの物言いのおかしさを求めたもの。
洒落本・一目土堤(1788)「今やうは狂歌をあんじる隙に、寧迫(ツメ)歌をよむが能ひ」

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