見当を付ける(読み)けんとうをつける

精選版 日本国語大辞典 「見当を付ける」の意味・読み・例文・類語

けんとう【見当】 を 付(つ)ける

① だいたいの方向を決める。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉一二四辺真暗足下も定かならぬ〈略〉親方もやうやう見当(ケンタウ)を附(ツ)けて、框を這ひ上って」
② だいたいこうだろうと判断する。
寒山拾得(1916)〈森鴎外〉「これが寒山なのであらう。閭はかう見当(ケンタウ)を附けて二人の傍へ進み寄った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報