西大久保村(読み)にしおおくぼむら

日本歴史地名大系 「西大久保村」の解説

西大久保村
にしおおくぼむら

[現在地名]新宿区大久保一―三丁目・歌舞伎町かぶきちよう二丁目・新宿六―七丁目

武家屋敷地を隔てて内藤新宿北方に位置し、東は東大久保村、西は百人組給地、北は諏訪すわ村。古くは東大久保村と一村で大久保村と称したといい(「風土記稿」など)東西に分れたのは文政七年(一八二四)の東大久保村地誌書上帳(新宿区文化財総合調査報告書)によれば天正一九年(一五九一)のことという。「風土記稿」によると、天正一九年に徳川家康が大箪笥組頭榊原小兵衛を召連れて四谷辺に鷹狩に出かけた際、大久保村一帯を小兵衛組の者二五人の給地・屋敷として与え、各屋敷割は間口を狭く、奥行を長くするように命じたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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