普及版 字通 「螟(漢字)」の読み・字形・画数・意味
螟
16画
[字訓] ずいむし・くきむし
[説文解字]
[字形] 形声
声符は冥(めい)。〔説文〕十三上に「蟲の、のをらふなり」とするが、〔爾雅、釈虫〕に「の心をらふは螟なり」、〔玉〕に「の心をらふ蟲なり」とする。〔説文〕にまた「、冥冥にして法を犯すときは、ち螟を生ず。虫に從ひ、冥に從ふ。冥は亦聲なり」と亦声説をとる。汚吏が虫害を招くとは、漢代の天人相関説で、史書中にその例が多い。螟(めいとく)の螟は禾心(かしん)、は穀葉を食う。
[訓義]
1. ずいむし、くきむし、あおむし。
2. か・ぶとの類。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕螟蛉 阿乎牟之(あをむし) 〔字鏡集〕螟 ナヘハムシ
[熟語]
螟蝗▶・螟虫▶・螟蠹▶・螟▶・螟▶・螟▶・螟蛉▶
[下接語]
蝗螟・秋螟・螟・焦螟・飛螟・負螟
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報