虹・霓(読み)にじ

精選版 日本国語大辞典 「虹・霓」の意味・読み・例文・類語

にじ【虹・霓】

〘名〙 大気中の水滴に太陽の光が屈折・反射して太陽の反対方向の空中にできる七色弧状をした帯。外側が赤で内側が紫色の第一の虹の外側には、まれに色の順序が反対な第二の虹が見られ、さらに過剰虹という薄い虹が見られることがある。ぬじ。《季・夏》
古事記(712)中(兼永本訓)「是(ここ)に日の虹(ニシ)の如く耀きて、其の陰上に指す」
※俳諧・春泥句集(1777)夏「虹たるるもとや樗(あふち)の木間より」
[補注]「金光明最勝王経音義」の記述「虹 爾自(平軽平)」から、ニジは「」であり、第一拍の中で下降するような発音、あるいは長呼していたことがわかる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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