蘭州良芳(読み)らんしゅう りょうほう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「蘭州良芳」の解説

蘭州良芳 らんしゅう-りょうほう

1305-1385* 南北朝時代の僧。
嘉元(かげん)3年生まれ。臨済(りんざい)宗。一山一寧(いっさん-いちねい)にまなび,雪村友梅の法をつぐ。康安元=正平(しょうへい)16年楠木正儀(くすのき-まさのり)が京都に攻め入ったとき,4歳の足利義満の危難をすくい,その父足利義詮(よしあきら)の知遇をえて,万寿寺,建仁寺,南禅寺住持をつとめた。至徳元=元中元年12月6日死去。80歳。若狭(わかさ)(福井県)出身。俗姓は橘。諡号(しごう)は弘宗定智禅師。著作に「弘宗定智禅師語録」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例