蕪崎村(読み)かぶらさきむら

日本歴史地名大系 「蕪崎村」の解説

蕪崎村
かぶらさきむら

[現在地名]土居町蕪崎

現土居町の北部に位置し、せき川河口西側の集落。東は藤原ふじわら村、西は天満てんま村、南は土居村に接し、北はひうち灘に面する。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)宇摩郡の項に「蕪崎村」とみえる。

和名抄」にみえる宇摩郡近井ちかい郷に属するとされ、天保一三年(一八四二)の「西条誌」にこの村の領主について「慶長四より寛永三 加藤左馬介殿」とみえ、江戸時代には同書によると松山藩預所や一柳美作守直家領を経て津根八日市一柳氏領となり、その後、宝永元年(一七〇四)に西条藩領となり、土居組に属して幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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