蔦木宿(読み)つたきじゆく

日本歴史地名大系 「蔦木宿」の解説

蔦木宿
つたきじゆく

[現在地名]富士見町上蔦木

慶長九年(一六〇四)頃完成した江戸・甲府間の甲州道中を四、五年後に中山道の下宿宿まで延長したために生れた宿場の一つ。江戸より三八宿、四六里五町、甲府へ一〇里一三町。

天保一四年(一八四三)六月の甲州道中蔦木宿家並絵図御伝馬勤方書上帳(小平氏蔵)によれば、「宿内四町半、登り 金沢宿三里四丁二五間、下り 教来石宿壱里六丁」とあり、絵図には本陣一、問屋二、旅籠宿九、木銭宿三、人馬宿一、諸種の商家六・茶屋一、その他がみえ、宿の両出入口には枡形ますがた(現存)がつくられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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