萩(漢字)

普及版 字通 「萩(漢字)」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 12画

(旧字)
13画

[字音] シュウ(シウ)
[字訓] かわらよもぎ・はぎ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は秋(しゅう)。〔説文〕一下に「なり」とあり、かわらよもぎの意。また楸に通じて用いることがある。〔管子、禁蔵〕に、新室で萩を焼いて、室を祓うことがみえる。わが国で、秋咲く花を萩(はぎ)、春には椿(つばき)、冬は柊(ひいらぎ)のように、それぞれ季節の花の名とする。

[訓義]
1. かわらよもぎ。
2. 楸と通じ、ひさぎ。
3. わが国では、はぎ。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 波(はぎ)、、伊良(いら) 〔名義抄 ハギ 〔立〕 ハギ・イラ

[語系]
tsiu、syuは声近く、両者は方言音の差であるとする説がある。

[熟語]
萩室

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報