華采(読み)かさい

精選版 日本国語大辞典 「華采」の意味・読み・例文・類語

か‐さい クヮ‥【華采】

〘名〙
① あるものが反映して、輝いて現われるもの。また、現われること。映えること。はえ。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一「故に人その高尚なる心志を以て、その身の華采(〈注〉ハエ栄耀と為べきなり」
② (形動) いろどりのあざやかなさま。また、あざやかないろどり。
日本風俗備考(1833)一二「仏像及華彩なる几案を排列す」 〔楚辞九歌・雲中君〕

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普及版 字通 「華采」の読み・字形・画数・意味

【華采】か(くわ)さい

はなやかな色どり。〔楚辞、九歌、雲中君〕湯に浴してに沐す の衣(はな)の(ごと)し 靈、蜷(れんけん)としてに留まり 爛(らん)、昭昭として未だ央(つ)きず

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