デジタル大辞泉
「荒忌」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
あら‐いみ【荒忌】
〘名〙
①
祭祀(さいし)の時、神事にあずかる者が
真忌(まいみ)の前後に行なう物忌。この間は、
諸司の
政務は執るが、
仏事、とむらい、見舞い、
肉食等を禁ずる。なお、音楽、
死刑を停め、穢
(けが)れに触れないよう謹慎する。
※
和泉式部集(11C中)上「契りしをたがふべしやはいつくしきあらいみまいみ清まはるとも」
②
近親が死去した場合などに家にこもって喪に服すこと。
※神祇道服紀令秘抄(1645)三五「暇とは荒忌を云。
此間は
主君より暇を乞て、人に対面せずして引こもり居」
あら‐み【荒忌】
〘名〙 (「あらいみ(荒忌)」の変化した語)
出産の
けがれ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報