デジタル大辞泉
「草薙の剣」の意味・読み・例文・類語
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くさなぎ【草薙】 の 剣(つるぎ・けん)
三種の
神器の一つ。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、出雲国簸川
(ひのかわ)上流で八岐大蛇
(やまたのおろち)を切った時に、その尾から出たと伝えられる剣。日本武尊
(やまとたけるのみこと)東征の時、これで草を薙ぎ払って火の難を逃れたところからこの名前がつき、後、
熱田神宮にまつったといわれる。
天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)。
草薙の
太刀。草薙。また、「
くさ」は「臭し」の
語幹、「なぎ」は古く蛇を表わす語で、獰猛な蛇から出現した剣の意であったものが、日本武尊の草薙伝説と結びついたとする説もある。
※
書紀(720)神代上「草薙劔。此をば倶娑那伎能都留伎
(クサナキノツルキ)と云ふ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報