若林(読み)ワカバヤシ

デジタル大辞泉 「若林」の意味・読み・例文・類語

わかばやし【若林】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「若林」姓の人物
若林強斎わかばやしきょうさい
若林忠志わかばやしただし

わかばやし【若林】[地名]

仙台市南東部の区名。遠見塚古墳がある。

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精選版 日本国語大辞典 「若林」の意味・読み・例文・類語

わかばやし【若林】

仙台市の行政区一つ。平成元年(一九八九成立。市南東部、広瀬川下流域左岸の工業・住宅地域。

わかばやし【若林】

姓氏の一つ。

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日本歴史地名大系 「若林」の解説

若林
わかばやし

[現在地名]仙台市古城一―三丁目・若林一―五丁目・南小泉一―四丁目など

藩祖政宗がその晩年、仙台城下南東の旧国分氏の旧城跡という地に幕府の許可を得て城構の隠居ともいうべき館を構築した。寛永四年(一六二七)の土井利勝外三名連署奉書(伊達家文書)によれば「心之儘可有普請之旨」仰出されて着工、翌五年に竣工し(「貞山公治家記録引証記」ほか)、若林館とか若林御屋形などと称し、一般には若林城とよばれた。若林城は在郷分(仙台鹿の子)とあるように若林城は小泉こいずみ村に属するが、同城を中心としたかなり広範囲の地域を若林と汎称した。すなわち南は広瀬川を境とし、南東は野を限り、西は土樋つちとい東脇毘沙門堂(荒町の地)通町切(荒町から土樋に下る石垣町をさすものか)、北は三百人さんびやくにん町切とされ(同書)、城下の南東部一帯をも包含していた。

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