芥子之助(読み)けしのすけ

精選版 日本国語大辞典 「芥子之助」の意味・読み・例文・類語

けしのすけ【芥子之助】

〘名〙 (江戸時代中期の曲芸手品師の名から) 浅草観音奥山などで、豆と徳利とを手玉にとったり、鎌を投げて空中で豆を切ったり、その他手品や早がわりの芸などを見せた芸人
※談義本・根無草(1763‐69)後「就中(なかんづく)聖観音餓鬼道にての化主(ケシ)の助と呼れ、衆生済度方便には、豆と徳利の妙をやらかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android