デジタル大辞泉 「色ふ」の意味・読み・例文・類語 いろ・う〔いろふ〕【色ふ/▽彩ふ/▽艶ふ】 [動ハ四]1 美しいいろどりをしている。映える。「いかばかり思ひおくとも見えざりし露に―・へる撫子なでしこの花」〈和泉式部集・下〉2 色が美しく交じる。「かざしの花の色々は秋の草に異なるけぢめ分かれで、何事にも目のみ紛ひ―・ふ」〈源・若菜下〉[動ハ下二]1 美しくいろどる。「大領おほくび端袖はたそで―・へたる直垂ひたたれに」〈平家・一一〉2 金や宝石などをちりばめて飾る。「くさぐさのうるはしき瑠璃を―・へて作れり」〈竹取〉3 文章などを飾る。潤色する。「詞を―・へて云ふ程に綺語と云ふぞ」〈四河入海・一九〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例