舞上(読み)まいあがる

精選版 日本国語大辞典 「舞上」の意味・読み・例文・類語

まい‐あが・る まひ‥【舞上】

〘自ラ五(四)〙
① 舞いながら高くあがる。ひるがえりながらあがる。
※後京極殿鷹三百首(15C後‐16C後)雑「青麦に羽はりの雲雀かりかねて舞あかる鷹をいかがとどめん」
② 風の力で物が空中にただよいあがる。
破戒(1906)〈島崎藤村〉四「箕を振る度に、空殻(しひな)の塵が舞揚って」
③ 有頂天になる。調子にのっていい気になる。
歌舞伎宿無団七時雨傘(1768)二「何処の牛の骨やら馬の骨やら知れぬ奴を、大治が頼むといふ台詞(せりふ)にまひ上(アガ)って連れて戻って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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