興に乗る(読み)キョウニノル

デジタル大辞泉 「興に乗る」の意味・読み・例文・類語

きょう・る

おもしろさを感じて何かをする。興に乗ずる。「―・って自慢のどを披露する」
[類語]楽しむ興ずる堪能たんのうする満喫する享受する享楽するエンジョイする興がる・興を添える・興趣が募る・興に入る歓を尽くす感興歓楽逸楽安逸交歓合歓

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「興に乗る」の意味・読み・例文・類語

きょう【興】 に=乗(の)る[=乗(じょう)ず]

おもしろさにまかせて物事を行なう。おもしろさの勢いにまかせて調子づく。
※広言集(1182頃)「人々けふにのりて、〈略〉各々やさしき返歌ども侍りき」
婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「玄関書生馴染(なじみ)が薄いから〈略〉興に乗る話も出ず」 〔晉書‐王徽之伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android