デジタル大辞泉
「腹鼓」の意味・読み・例文・類語
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はら‐つづみ【腹鼓】
〘名〙 (「はらづつみ」とも)
① (堯の徳をたたえてはらつづみをうったという「帝王世紀」に見える
鼓腹撃壌(こふくげきじょう)の故事から) 腹いっぱい食べて腹をつづみのように打ち鳴らすこと。
天下がよく治まり、食が足りて安楽なさまをいう。鼓腹
(こふく)。
※
土左(935頃)承平五年一月七日「飽き満ちて、船子どもははらつづみを
うちて」
② 狸が腹を打ちならすこと。狸は
月夜などに鼓の音を真似て腹を打つという。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
腹鼓
はらつづみ
(1) 誤って「はらづつみ」ともいう。腹いっぱい食べて腹を鼓のように打つことから,太平で,食が足りて,民心が安定している様子をいう。堯の徳をたたえて腹鼓を打ったという『帝王世紀』にみられる「鼓腹撃壌」の故事に由来する。 (2) 俗に日本の昔話にみられるタヌキの腹鼓をさす。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報