精選版 日本国語大辞典 「肝硬変症」の意味・読み・例文・類語
かんこうへん‐しょう カンカウヘンシャウ【肝硬変症】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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…肝臓が硬くなる病気で,肝硬変の肝臓が黄色を帯びていたことから,ギリシア語のkirrhos(帯黄色の)が語源となった。主として肝炎から進展した肝硬変症と,非ウイルス性の自己免疫性の機序によって起こる原発性胆汁性肝硬変がある。
【肝硬変症cirrhosis of the liver】
極度に進んだ肝臓障害(瀰漫(びまん)性肝障害)。…
…漏出性腹水は,肝硬変,腎臓疾患ことにネフローゼ症候群,心不全などでみられる。肝硬変症では,肝細胞障害により肝臓のアルブミン合成能が低下するために,血中のアルブミン濃度が減少してコロイド浸透圧の低下を起こし,血液の漏出が起こりやすくなる。さらに,胃,腸管などから集まって肝臓に入る門脈の門脈圧亢進や肝リンパの増加が加わると,容易に腹水が生じる。…
※「肝硬変症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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