義空(2)(読み)ぎくう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「義空(2)」の解説

義空(2) ぎくう

1171-1241 鎌倉時代の僧。
承安(じょうあん)元年生まれ。藤原秀衡(ひでひら)の孫。出羽(でわ)の人。比叡(ひえい)山の澄憲から天台をまなび,倶舎(くしゃ)も研究。承久(じょうきゅう)3年京都千本に大報恩寺建立。同寺は天台・真言・倶舎三宗兼学の道場となり,千本釈迦堂の通称でしたしまれている。仁治(にんじ)2年4月29日死去。71歳。号は求法。通称は如輪上人。著作に「論義故実聞書」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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