出羽(読み)でわ

精選版 日本国語大辞典 「出羽」の意味・読み・例文・類語

でわ では【出羽】

東山道八か国の一つ。蝦夷地であったが阿倍比羅夫の遠征以後開拓され、和銅五年(七一二越後国から分かれて一国となる。室町時代関東管領管轄、江戸時代は山形秋田などの小藩分立明治元年一八六八)羽前・羽後の二国に分割され、同四年廃藩置県後一二県となり、のち北半部は秋田県、南半部は酒田・山形・置賜(おきたま)の三県となる。同九年酒田・置賜の二県を山形県に統合羽州

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「出羽」の意味・読み・例文・類語

でわ〔では〕【出羽】

《古くは「いでは」》旧国名の一。明治元年(1868)に羽前羽後に分割。ほぼ現在の山形秋田両県にあたる。羽州。

いでわ〔いでは〕【出羽】

でわ(出羽)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

破壊措置命令

弾道ミサイルなどが日本に飛来・落下する恐れのある場合に、それを破壊するよう防衛大臣が自衛隊に命じること。弾道ミサイル破壊措置命令。[補説]原則として内閣総理大臣の承認を得た上で行われるが、事態の急変な...

破壊措置命令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android