群小・群少(読み)ぐんしょう

精選版 日本国語大辞典 「群小・群少」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐しょう ‥セウ【群小・群少】

〘名〙
多く小さいもの。価値規模の小さい、取るに足りない物事や人の場合に多く用いられる。
太平記(14C後)三八「将軍群(クン)少の讒侫(ざんねい)を正されず」 〔史記‐平準書〕
② (造語要素のように用いて) 多くの、取るに足りないの意を表わす。
※現代小説の描写法(1911)〈岩野泡鳴〉「ここに至ると、群少作家は群少作家で満足してゐよと云ひたくなる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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