羅臼村(読み)らうすむら

日本歴史地名大系 「羅臼村」の解説

羅臼村
らうすむら

昭和五年(一九三〇)から同三六年まで存続した目梨めなし郡の村。昭和五年七月、同郡の二級町村植別うえんべつ村が改称して成立。同年の国勢調査によれば、戸口は四三九戸・二千三三一人(男一千九〇・女一千二四一)。この頃からニシンサケタラオヒョウコンブが主体の沿岸漁業から沖合あるいは雑漁業に移り、沖合漁業にはすべて動力付漁船を用いるようになる。同七年羅臼水力電気株式会社が試験点灯を行い、同八年には羅臼船入澗が竣工、同一〇年には無限責任羅臼漁業協同組合が設立された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報