縁結(読み)えんむすび

精選版 日本国語大辞典 「縁結」の意味・読み・例文・類語

えん‐むすび【縁結】

〘名〙
① 男女の縁を結ぶこと。縁組
浄瑠璃持統天皇歌軍法(1713)一「忝も天皇と引あふ帯の縁むすび」
遊戯一種。多くの男女の名を別々に書いた紙をひねり、それを二本ずつ結び合わせて偶然の縁を占う遊び。宿世結(すくせむすび)
洒落本・虚実柳巷方言(1794)中「客の名と女の名と、ちんこ芝居役者までかきまぜての縁(ヱン)むすび」
③ 願かけの一種。恋しい人の名と年齢を小さな紙に書いて社寺格子などに、薬指、または小指で結んで、その人と夫婦になれるように祈る。
※雑俳・柳多留‐二〇(1785)「ゑんむすびきれいな㒵(かお)はまれにくる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報