網野神社(読み)あみのじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「網野神社」の意味・読み・例文・類語

あみの‐じんじゃ【網野神社】

京都府京丹後市網野町網野にある神社。旧村社。祭神、日子坐王(ひこいますのみこ)住吉大神水江浦島子(みずのえのうらしまこ)。享徳二年(一四五三延喜式内社の網野明神と住吉大神、熊野神社を合わせ現在地に奉還。浦島大明神。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本歴史地名大系 「網野神社」の解説

網野神社
あみのじんじや

[現在地名]網野町字網野 大口

網野集落の北部、日本海を望む八丁はつちよう浜の南方に砂丘松林と集落を隔てて鎮座する。この辺りはかつて墨江すみのえとよばれ、往時は西に広がっていた浅茂川あさもがわ湖の水が、日本海に注ぐ河口であったといわれる。祭神は水江日子坐主命・住吉大神・水江浦島子神。「延喜式」神名帳に竹野郡網野アミノ(アムノ)神社」とみえる式内社。旧村社。

社記(「竹野郡誌」所引)に、

<資料は省略されています>

とある。当社所蔵の棟札には「本在所薗領家スナニウマルニヨリテ墨江浦浜創中森境内奉遷座之 享徳元年九月大工棟梁奥東弥四郎取立願主松原大夫」とあり、飛砂の災害を避けて享徳元年(一四五二)墨江浦浜に遷座したことが知れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android