維範(読み)ゆいはん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「維範」の解説

維範 ゆいはん

1011-1096 平安時代中期-後期の僧。
寛弘(かんこう)8年生まれ。真言宗紀伊(きい)相賀(和歌山県)の人とも京都の人ともいう。大和(奈良県)壺坂寺の太念に灌頂(かんじょう)をうけ,子島流南院方をひらく。高野山にのぼって南院を中興承保(じょうほう)2年(1075)高野山検校(けんぎょう)となる。嘉保(かほう)3年2月3日死去。86歳。俗姓は紀。通称は南院阿闍梨(あじゃり)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android