普及版 字通 「絢(漢字)」の読み・字形・画数・意味
絢
人名用漢字 12画
[字訓] あや・うつくしい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は旬(じゅん)。旬に(けん)の声がある。〔説文〕十三上に字の解義を加えず、「詩に云ふ、素以て絢と爲す」という逸詩の句を引く。〔儀礼、聘礼〕「絢組」の注に「、をすを絢と曰ふ」とあり、目をおどろかすような文彩の美をいう。
[訓義]
1. あや、あやあるさま。
2. うつくしい。
3. (じゅん)と通じ、うちひも、まるうちひも。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕絢 マダラカニ・アヤ・カイマダラ・トホシ 〔立〕絢 ヲヲシ・マツハル・カナシ・マル・マダラカナリ・トホシ
[語系]
絢xyuen、・眩・hyuenは声近く、絢の声義のうちに耀・瞑眩(めんげん)の意を含むところがある。
[熟語]
絢煥▶・絢言▶・絢采▶・絢質▶・絢飾▶・絢美▶・絢服▶・絢文▶・絢耀▶・絢爛▶・絢練▶
[下接語]
英絢・華絢・光絢・彩絢・素絢・藻絢・雕絢・明絢
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報